会則

会 則

東村山パワーズ

《制定2000年12月 1日》
改正2008年 4月 1日
改正2013年 4月 1日
改正2015年 4月 1日
改正2016年 8月 1日

NO,1
(前 文)
この会則(規約)は、東村山パワーズの基本理念を書き記すと共に、パワーズが発展するにあたり、将来的に必ず直面するだろう事案を予測し取り決めた規則である。

予測にあたっては、少年 (中学) 野球に関わる様々な方々や文献より 『現場の声』 を拾い上げ、参考にさせて頂いた。

少年野球の主役はグランド (現場) である。
しかし先人達の言葉を借りれば、殆どの事案はグランドで起こってはいない。
その多くは、団体を取り巻く様々な要素で起こっている。

●スタッフの野心から生まれる派閥抗争
●チーム方針の理解の薄さから来る保護者の不穏な行動や言動
●立場をわきまえない保護者の発言や行動
●保護者同士の抗争
●近隣団体との選手の奪い合い・・・等々
様々な要素が現場を苦しめ・追い込み、現場の活力を奪い崩壊する。
少年野球とは、大人の抗争の歴史である。
と語った方もいた。

この愛すべき ‘東村山パワーズ’ が志半ばで消えて行った数々の団体と 同じ道を辿らないことを願って止まない。 その強い願いから、ここにこの会則 (規約) を制定する。 チームは選手・その他の人格と自主性を尊重して、活動の安定と環境の整備を図り、選手・※その他は団体の活動を理解し、発展に協力することを前提として、日常誠意と良識をもってこの会則を守らなければならない。

☆『チーム』とは役員である代表・監督であり、『パワーズ』とはチーム名。
※その他とは、規約上のチーム(代表・監督)・選手以外で組織に関わる全ての者を指す。

2008年 4月1日

東村山パワーズ規約

NO,2

第1章(名 称)
中学生軟式野球クラブ『東村山パワーズ』と称する。

第2章(資 格)
中学生1年~3年の男女。

第3章(目 的)
野球を通じての人間形成。
野球(活動)を通じて協調性を育む。

第4章(目 標)
文部科学大臣杯の制覇(春の全国大会)
全日本少年軟式野球大会の制覇(夏の全国大会)

第5章
(役 員)
代表1名・監督1名(規約上の『チーム』に該当する者)
(理 事)
会長1名・顧問1名・相談役1名

第6章(組 織)
役員・理事・審判部・後援会・父母会・保護者サポーター・選手とその保護者をもって組織する。
※空位については適任者が決まるまで組織で代理する。
※原則的にコーチ補佐は自分の子供がいる代に携わることは無いものとする。
※活動の全てにおいて役員の指示・承諾が無い限り、決定権を有しない。
※役員は組織の人事の決定権及び退任・解散の権限を有する。
※審判部・後援会・父母会にはそれぞれ厳格な部則を設け、問題を未然に抑止する。

第7章(活 動)
東村山パワーズの活動は、それに関わる全ての者に‘善意と自主性’ を求める。ゆえに「やりたい」・「やってあげたい」という前向きな気 持ちを尊重する。
目的を達成するために『部員』は厳しい練習を全部員で乗り越える中で‘協調性’を培う。またチームからは野球だけで はなく‘道徳’を学ぶと共に‘正しい判断力と強い正義感’を身に付け、礼儀正しくスポーツ選手らしい‘誰からも愛され、慕われる青年’ になれるよう努力する。(天・地・神・人・物を見方につけられるチームを目指す)
『保護者』は、チームの活動に全面的に賛同(理解)し、その活動に興味を持ち、惜しみなく積極的に出来る範囲の協力をする。(越権はしない)
全活動を通じ、所属団体を愛し、感謝の気持ちを持つことによって目的の達成を図る。
『チーム』は目標を達成するために、加入連盟の公式戦や他球団との練習試合・遠征試合を計画する。
『組織に関わる全ての者』は目的と目標達成の為に各々の立場で最善の努力や協力を惜しまない。
『チーム』は目的達成を最優先する中で目標の達成を目指す。
    
NO,3

第8章(事業年度)
4月1日から翌年3月31日までとする。
(役員の承認がない限り、パワーズの全ての活動は年度で行うこととする)

第9章(決 算)
決算は役員の承認を得なければならない。
※金銭に関わる案件に関しては少額であっても役員の承認を得る事。

第10章(入部条件)
❶入部届に記載してある事項(グランド内外での負傷等の一身上に関して、または指導方針・戦術・選手起用等、活動全般に関して『預ける』立場を理解し『東村山パワーズ』に絶対に迷惑をおかけしないことをお約束いたします。)を厳粛に守れる選手及び保護者。
❷『スポーツ安全協会』の傷害保険に加入出来る者。
❸チームの批判家や評論家ではなく、全面的にチームの方針に賛同(理解)し、立場を弁えて協力・応援が出来、権利のみを主張しない選手及び保護者。
❹個人がチームに合わせる事が当たり前である事を理解出来る選手および保護者。
❺会則を守る事が出来る選手および保護者。
❻選手会則を守れる選手。
❼選手心得を理解し実践出来る選手。
    
第11章(入部時期)
原則として4月までとするが、中途の場合も審議の上これを認める。
※原則として同一リーグからの移籍は認めない。(当該監督同士の話し合い次第)
入部届は学童チームの活動が終了した者、及び学童チームの代表者より了解を得た者(共に自己申告)からは事前に受領することが出来る。
新入部員については2月一杯を仮入部期間とする。

第12章(退 部)
☆チームとは役員(代表・監督)パワーズとは団体名を指す。
❶チームは、入部条件(1~3)を満たしていないと判断される選手及び保護者に対し退部(場合によっては休部・早期卒団)を命ずることが出来る。
❷チームは、社会通念上、明らかに道徳外の行為をし、情状酌量の余地が無いと判断される選手及び保護者に対し退部(場合によっては休部・早期卒団)を命ずることが出来る。
❸チームは、明らかに協調性に欠け、著しく和を乱し、それに対して改善の意思が無いと判断される選手及び保護者に対し退部 (場合によっては、休部・早期卒団)を命ずることが出来る。
❹チームは、イジメを行った選手に対し、被害者家族の感情を十分考慮して厳格に処分を命じる。(基本イジメは退部処分とする)
❺チームは、チームに対して反抗的な発言・行動をする選手及びチームに対して批判的な保護者に対し退部(場合によっては休部・早期卒団)を命じることが出来る。(会則違反・入部届違反)
❻チームは、退部命令を申し伝えた選手(保護者と共に退部に至る選手も含む)に対しては、該当者の意思に関わらずチームの命令を優先し『強制退部者』扱いとして退部者名簿に記載し、チームで保管するものとする。

※反抗的とは、チームや個人の悪口を言うなど、選手としてあるまじき行為全般を指す。
※批判的なとは、チームや個人の悪評を流布したり、便乗・助長するなどの行為も含む。
※イジメの構成要件は社会通念上、被害者の認識が最優先されるべきである。
※諸事情により退部する時は、退部届けを提出することとする。
(退部届が提出されない場合も相当の理由が認められれば退部とみなす。)
※退部後の退部者とのトラブルに関しては、速やかに警察機関と連携を取り対処する。
※チームは休部の期間中も当該部員を部員とみなし、部費を徴収することが出来る。
※選手の休部と保護者の動きは別で扱うものとする。
※原則として同一リーグへの移籍は認めない。(当該監督同士の話し合い次第)

NO,4
第13章(部 費)
❶入部金(入部届提出時) ¥2,000
❷部 費(毎月始) ¥5,000
❸スポーツ保険(3月末一回)¥1,500
※部費は毎月初めに当月分を徴収し、その月の運営に利用できるようにする。
※卒業年度は❷に関しては活動期間月まで納めること。
※入団金は『入団届』提出時に徴収する。
※新入部員は3月より納めることとする。
☆部費は全部員から徴収しているものであり、使用に際しては十分に考慮すること。
☆活動の回数と部費は比例するものではない。

第14章(改 正)
改正を要する場合は役員の審議を得なければならない。
役員は協議の上、必要に応じて予告なく会則を改正することが出来る。

第15章(施 行)
この規約は、2000年12月1日から施行する。
改正後は改正日を施行開始日とする。

以上
※ 創部から2007年度までの歴史を振り返り、組織の秩序を守るために第一回改定に至る。

NO,5

事業内容

(練 習 日)
毎週木曜日・金曜日・土曜日・日曜日及び祝祭日。
※長期連休の際または指導者の休暇の都合により曜日変更があるものとする。
※現状を考慮し、活動の回数を増減させる事があるものとする。

(練習場所)
国立療養所多摩全生園グラウンド

(練習時間)
グラウンドの確保状況・日没時刻の変化に伴い変化する。

(参加大会)
●文部科学大臣杯新人戦東京都予選会(9月)
(春の全国予選)
●全日本少年軟式野球東京都予選会(5月)
(夏の全国予選)
●UAT関東少年軟式野球大会予選会(7月)
(三年最後の都大会)

○中野区交流大会(1月〜)
○首都圏少年野球大会(7月〜)
○江戸川区中学生夏季交流大会(8月)
○東京シーサイド大会(9月〜12月)
○キューポラカップ(11月)
○絆カップ(8月第一金曜日)

(定期交流試合)
11月第一日曜 ブラックキラーズ
11月最終日曜 駿台学園中学校
12月第一日曜 クロウズ
3月第二日曜・11月第二日曜 立教新座中学校
3月第一日曜・11月第四日曜 早稲田実業中学校など

(交流試合)
🔵埼玉県の中体連
川口市立芝東中学校・蓮田市黒浜中学校・吉川市立中央中学校・所沢市柳瀬中学校など
🔵東京都の中体連
東海大学菅生中学校・明治大学明治中学校・武蔵村山市立第一中学校など
🔵他府県中体連
長野県佐久長聖中・石川県星稜中・法政大学第二中学校・横浜市立高田中学校など
🔵東京都クラブチーム
荒川レジェンド・上馬シニア・大森ホワイトスネークス・杉並ジェッツなど
🔵他県クラブチーム
横須賀ファイターズ・横須賀スターズ・麻生BBC・川崎ロッキーズなど
🔵選抜チーム
熊谷選抜・高崎選抜・春日部選抜・さいたま市選抜・利根沼田選抜・新潟県五泉選抜など

NO,6
(年間行事)
🔵卒団式
🔵総会
🔵宿泊遠征
🔵OB戦(1月3日)
●新入部員歓迎会
●ミニ合宿
●グラウンド納め(12月末)
●定期スタッフ会議
○花見
○バーベキュー
○忘年会
○祝勝会
○壮行会・激励会
※行事の決定はチームが行い、組織はその決定に従うこととする。
※○行事については行事係が企画・立案するものとするが、あくまでも不定期なものであり、グラウンド内外の現状と照らし合わせた上でチームが総合的に判断し、全く行なわない代もある。
※野球チームの活動はグラウンドが最優先であることを理解すること。

(スタッフ)
代 表 : 川原 哲也 (役員)
監 督 : 佐々木 優 (役員)
会 長 : 辻 幸二 (理事)
顧 問 : 川田 秀明 (理事)
相 談 役 : 山田 謙一 (理事)
審判部長 : 辻 幸二
副部長 : 川田 秀樹
後援会長 :辻 幸二
父母会長:正高
三年トップサポーター : 関谷
二年トップサポーター : 中台
一年トップサポーター:田島
会計:山本

NO,7

会則に添えて

チームの崩壊は『モラル(道徳)の欠如』から起こります。今一度それぞれの立場を理解し、モラルの確認をしましょう。
POWERS が『モラルある紳士・淑女・青少年の集まり』であれば会則や規則は必要無くなります。

🔵保護者の皆さん・・・

●子供と一緒にパワーズライフを楽しもう!と思っていますか?
●チームと相対するスタンスを取ろうとしていませんか?
●個人単位ではなく、チーム単位で物事を考えられていますか?
●この場所が学童野球の次のステージである事を理解していますか?
●パワーズを出身学童チームにしようと思っていませんか?
●ココは学校や出身学童チームの枠を超えた場所です。子供たちも枠を超えた活動をしています。
大人も出身学童チームで偏らず、みんなとコミュニケーションを取りましょう!
●お子さんを小学生(男の子・女の子)のままでいさせようとしていませんか?中学生らしく自立させましょう!
●『保護者のチームではない』ことを理解していますか…?
●全ては『チーム』あってこその活動であることを認識してください。
●『入部届』の内容に納得し、ご自分で署名・捺印したことを忘れないでください。
●自ら望み『お願いして』入部したことを忘れないでください。
●大前提としてチームは全て『会則』に則って活動していることを理解してください。
●『預ける・預かる』の関係(自分の立場)を理解していますか…?
●指導者のモチベーションを低下させていませんか…?
●チームに『おかげさまで』の気持ちや言葉を表現出来ていますか…?
●『指導者』にも仕事・家庭があり犠牲の中で指導していることを理解していますか…?
●『子供』が家(ゲーム)ではなく、『外』に出てスポーツをやっている事への喜びを 忘れてはいませんか…?
●『自分』や『自分の子供』・『自分たち・自分たちの代』だけ特別だと思っていませんか…?
●『自分の子供』や『自分の学年』以外の子も部員であり、等しく試合に出る権利を有していることを忘れていませんか…?
●『野球』は『団体スポーツ』であることを忘れていませんか…?
●チームの『ファン』でなく『批評家・評論家・解説者』になっていませんか…?
●『あなた』が今、チームや指導者に伝えようと思っていること(電話やメール)は間違っていませんか…?(入部届への署名・捺印または会則に違反していませんか)
●『あなた』の行動・発言は、大人として恥ずかしくありませんか…?
●『私的感情』に任せて動物的に行動・発言していませんか…?
●『子供』が愛し信じるものを否定していませんか? 夢を持たせてますか…?
●活動が無いこと、少ないことを望んだり、喜んだりしていませんか?
●用具やユニフォームが汚れる事を嫌っていませんか?
●『野球』をやらせてあげていると思っていませんか…?
●学業成績を都合よく活動の所為にしていませんか…?
●両立の意味を勘違いしていませんか?
●『子供』に求める前に先ず『あなた自身』が子供の見本になっていますか…?

※あなたのお子さんは、あなた自身があなたの下で10数年育てた紛れも無いあなたの 分身です。厳しい様ですが、お子さんの現状はあなたの子育ての結果であることを理解してください。
その上で子供にやめて欲しいと願うことはまずあなたが先にやめてください。
子供にして欲しいことはまずあなたが率先してやって見せてください。

グラウンドに居る時間よりも家に居る時間の方がはるかに長いことを忘れないでください。

ルソーは『世界で一番有能な教師よりも分別のある平凡な父親によって子供は立派に教育される』と言い、
バローは『教育は母親の膝に始まり、幼年時代に聞く全ての言葉が性格を形成する』と言っています。

NO,8
🔵指導者の皆さん・・・

●『あなた』自身が楽しめていますか…?
あなた自身が楽しめなければ、子供達も楽しめません。あなた自身が笑えなければ、子供達も笑えませんよ。
●『目標』ばかり追って『目的』を忘れていませんか…?
勝つ事よりも大切な事があります。
●現状に見合った指導が出来ていますか?
●将来を見据えた指導を心掛けていますか?
●『子供』より『保護者』が気になって笑顔が無くなっていませんか…?
周りの笑えない事案に翻弄され、ヤル気やモチベーションを奪われない様に気をつけましょう!
野球をやるのは子供ですが、あなたのモチベーションが低下すれば一番被害を受けるのは子供達です。
●『明日も野球がやりたい』と子供達に思わせる事が出来ていますか…?
野球の大好きな選手たちを育成しましょう!

🔵新入部員の保護者の皆さん・・・
●『入部届』の内容を理解して署名・捺印しましたか?
● 『会則』の内容をしっかり理解しましたか…?
● パワーズに染まる覚悟は出来ていますか?
● この場所が個人の事情に関係無く、『にもかかわらず』・『あえて』の世界である意味は分かっていますか?
※チームが何より求めるのは『子供の自主性』と『親の理解』を基にした『安心した活動』です。

🔵審判団の皆さん・・・

●『チーム』があってこそだということを忘れていませんか?
●『パワーズ』に審判の場を与えていただいていることを忘れていませんか?
●『やってやってる』という様な態度・言動・行動をしていませんか?
●審判をやることでチームに対して特別な権限が与えられていると勘違いしていませんか?

🔵保護者サポーターの皆さん・・・
●パワーズのすべての活動は『会則』(会則に添えて)に則って行われていることを認識し、起こった事案に対してはあなた方の私見ではなく『会則』に沿って答えてください。
●役職に見合った動きが出来ていますか?
●役職に見合った考えで行動していますか?
●チームを盛り上げようと思っていますか?
●チームを支えようと思っていますか?
●チームを守ろうと思っていますか?
●ご子息の保護者(一保護者)だけではなく、チームのお母さん(お父さん)になれていますか?
また、なろうとしていますか?
●チームの事を他人事ではなく、自分事として取り組めていますか?
●犠牲心を持って取り組めていますか?
●誰よりも『会則』と『チーム』(監督)の方針を理解していますか?
●誰よりもチームに対してプライドを持っていますか?
●『保護者の代表』でみんなのクレーム代弁者だと勘違いしていませんか?
あなたは『チーム運営側』の人間であり『チーム(監督)と保護者の架け橋』なのですよ。
●チーム(監督)と保護者の『架け橋』になろうと努力していますか?
●保護者の良き見本になろうと努力していますか?
(挨拶・礼儀・立ち居振る舞い等)
●群集心理に負けて、起こりかけている問題に加担・助長したり、いたずらに放置していませんか?(役職放棄)

NO,9
🔵選手の皆さん・・・
●自分の選んだ道にプライドを持てていますか?
●本気で日本一を目指していますか?
●自分の身体はチームの身体であると理解していますか?
●『パワーズ』でなくても出来る野球をココでやろうとしてませんか?
●『パワーズという組織』に所属をしながらマイペースを貫いてませんか?
●『チーム』に関わる君の姿勢は『会則』や『選手会規則』に違反していませんか?
●『素直な態度』で心を開いていますか?
●『やりたい事』と『やらなくてはいけない事』の違いを理解していますか・・・?
●『グランド』に野球の技術だけを学びに来ていませんか・・・?
●『自分』がいなければ困るだろうと勘違いしていませんか・・・?
●『自分』や『自分たちの代』だけ特別だと勘違いしていませんか・・・?
●『努力』せずに諦め、その結果を自分以外の『何かや誰か』のせいにしていませんか?
●『ポジション』は誰かに与えられるモノではなく、自分でつかむものであることを理解していますか?
●『みんな』(学年に関係なく)が等しく試合に出場できる権利を持っていることを忘れていませんか・・・?
●『楽しい』ことと『愉快』なことを一緒にしていませんか・・・?
●『今』しか出来ないことと『いつでも』出来ることの優先順位を間違っていませんか・・・?
●『私生活』でも心にパワーズのユニフォームを着て過ごしていますか・・・?
●『君』の行動や発言はパワーズの選手としてふさわしいですか・・・?
●『野球』だけ日本一を目指していませんか・・・?
日本一の中学生の集まりが 日本一のチームになるのです。

トラブルが起こる前に…

パワーズに関わらず、少年野球チームで野球をすることは「義務」ではありません。
ここは学校では無いのです。

学校に野球部があるにもかかわらず、あえてパワーズで野球をやっている事を認識して下さい。
在学中学校に野球部が有る無しは関係無く、ココはあえてという意識のある選手と家庭が集まる場所であり、その感覚がチームの標準になります。

どうしても悪評を流布したり、反抗したりするほど不満があるならば、その保護者で新規に理想のチームを立ち上げたら宜しいのではないかと思いますし、選手は退部するべきです。
それは少年スポーツ団体を預かる方々の共通認識であります。

パワーズは時代や状況に合わせて『進化』します。
過去から見れば「変化」に見えるかもしれませんが、それは将来を見据えた『進化』であります。

ただしそれは「外部からの圧力」によるものではなく、チームが自発的に行う『進化』であります。
パワーズは「保護者」のモノではありませんし、「子供のワガママ」が通る場所ではありません。
ですから「保護者や子供のワガママ」でチームのスタイルを変えることはありません。

元来『変えられないモノ』を「力」や「数の論理」で変えようとするからもめ事になるのです。
本来そのエネルギーは、家庭での躾や教育・チームへのバックアップに充てるべきモノであり、 チームの批判や誹謗中傷に費やすべきものでは無い筈です。

我々大人は野球というスポーツを通じてもっと『清い精神』を教えなければならないはずです。
お子様が成人式を迎えた時、20歳だから成人なのではなく『人と成る』ことが出来てその日を迎えられることを願わない親がいるのでしょうか…

『人と成る』とは『世のため、人のために働けること』であります。
そのためには、置かれた環境や出会った人々に対し「なんで」と不平不満をいうよりも、 どうしたら皆が良い方向に行くか『前向きにやる方法を考える』ことが必要であると考えますし、そのためのヒントを与えたり、時に見守ったりするのが正しい大人の役割だと考えます。

見本であるはずの大人の活動原動力が、所属する団体への『親しみ』や『慈しみ』ではなく、「恨み」や「憎しみ」 に満ちたモノであるならば、『親の写し鏡』である子供の活動も同様なものになってしまうでしょう。
そうなれば、その子のこれからの生き様が全てその様な形になって行くのではないでしょうか…

活動の中では、時に不足していることや可哀想に見えることもあるでしょう。
しかし子供たちの将来を考えるならば『郷に入れば郷に従え』ということも、そろそろ教えなくてはなりませんし、
自分の所属団体や組織に対する愛情や忠誠心も教えていかなければなりません。

もしそれが子供たちの『生命』に関わることであれば、話は別です。
しかし、本来子供たちには良い意味で多少不自由な位が丁度良いのではないかと思います。

世の中が『ファストフード化』し、我慢が利かず『キレ易い』人間が出来上がりやすい社会の中で、そうでないからこそ『目立つ』ことが出来、結果的・将来的にそれが子供たちの『財産(武器)』になると信じています。

次からのステージは生活自体が「義務」ではありません。
『我慢強さが無ければ』退学や退職につながります。

チームは『子育て』を『大人育て』であると捉えています。
なぜなら「子供」が必ず「大人」になるからです。

目の前のお子さんは、幼く小さなお子様ではなく義務教育の最終ステージに入った子供たちです。
皆さんご承知の通り『我慢強さ』が無ければ『社会』を生き抜くことは出来ません。

活動を通じて『我慢強さ』や『自己問題処理能力』・『協調性』を学び、多少の事ではヘコタレ無い強く逞しい精神を身に付け、人に優しく・自分に厳しい人に成れる様に共に協力して育てて参りたいと思っておりますので、
今一度、ご理解の程 何卒宜しくお願い申し上げます。